第2回公募 採択結果から見る
事業再構築補助金のポイント

事業再構築補助金 第2回公募 通常枠の全国結果

事業再構築補助金の第2回公募結果が発表されました。
通常枠の採択率が36.3%であり、前回よりも採択率が6.2ポイント向上しました。
第1回公募の結果との比較をしながら、今後の申請のポイントを紹介いたします。




申請数や採択率、不備率について

特別枠は、申請数・採択数・採択率のすべてが増加しました
通常枠は、申請数が減少しているますが、採択数と採択率は増加しました
不備率は、いずれの枠も減少しました


●考察
採択率が増加した要因は、前回の採択結果と考えられます

◆特別枠
・第1回公募の採択率は高かったため、第2回公募では申請数が増加
・しかし、申請数が増加すれば、競争が激化するため普通は採択率が下がるはずだが、 
 下がっていない
・通常枠との採択率の差が大きいため、
特別枠は明らかに優遇されている

◆通常枠

・第1回公募の採択率が予想以上に厳しかったため、敬遠し申請数は減少
・しかし、厳しい競争でも申請したいという意思・覚悟をもった企業だけが
 申請したため全体的なレベルが上がった
・一定条件に達した企業が多かったため、採択数は逆に微増した

第3回公募からは、特別枠だけではなく『最低賃金枠』が創設されました。
最低賃金枠は『他の枠に比べて採択率を優遇される』ため、
今後の申請ではこのような枠の活用もご検討いただくことをお勧めします。





業種別採択率の予想

●業種別採択率予想の考察
採択率が高い業種は製造業と宿泊・飲食サービス業でした。
製造業は、過去補助金申請をした経験がある企業が多いため、
ポイントを押さえて申請をしていると考えられます。
宿泊・飲食サービス業は、売上30%以上ダウンした企業が活用できる
『特別枠の加点』が利用できた企業が多かったと考えられます。



審査員コメントの一例

不採択の場合、不採択理由を確認することができます。
審査員コメントで、比較的多いと思われる指摘内容を抜粋しました。
今後の申請では、以下の点を踏まえた申請をすることが求められます。

事業再構築補助金は、補助事業終了後(3~5年後)に補助事業の売上高が、
総売上高の10%以上を占めるような計画である必要があります。
そのため、補助事業が客観的に貴社事業の柱となることを示す必要があり、これらのキーワードを踏まえた計画を立てる必要があります。

ただし、先端的なデジタルの活用は導入する設備に左右されますし、
地域イノベーションへの貢献も事業内容によっては難しいケースがあります。
しかし、採択は総合点で評価されるので、その点を踏まえた計画を立てるなど、
工夫が必要となります。

事業再構築補助金お役立ち動画

事業再構築補助金の採択のポイント、よくある相談事例等の動画です。
具体的に解説しておりますので、ご覧ください。

速報!事業再構築補助金の
第2回公募結果

事業再構築補助金の
よくある質問と相談事例

事業再構築補助金の支援で、正直困ってしまうこと

事業再構築補助金の採択に向けてのまとめ

導入設備の金額によっては、最低賃金枠などを活用しましょう。
競合他社や市場ニーズの動向を、適切で根拠のある方法で分析し、
補助事業の成果の優位性を客観的に記載しましょう。
既存事業とのシナジー効果を記載しましょう。

弊社が選ばれる理由

お問い合わせフォーム