いい人材が集まってくる、定着して順調に成長していく。
こんなサイクルを作っている大企業が最も力を入れているのが、人事評価であると考えます。
「人事評価はそもそもしてなくて、定額の昇給をしている」
「人事評価制度をどのように設計するか分からないので、とりあえず面談は行っている」
などさまざまな会社様の意見をお聞きします。
会社が長期的に維持発展していくのに人材の育成・定着は欠かせません。
ましてや、人材不足により業績が悪化し最悪の場合倒産まで追いやられるケースも増えてきました。
「ウチは辞めても辞めても人が入ってくる」
という会社もあるかもしれません。
しかし、日本の若者の人口減少は顕著です。
今までは人口ボーナス(労働人口が増加している)期でしたが、
これからは人口オーナス(労働人口が減少していく)期に入ります。
着実に社員をいい人材に育て、定着させることが今まで以上に大切になってきます。
そこで、私たちエフアンドエムクラブの38000社の人事制度支援してきた中で
うまく人を育て、定着させ、事業を着実に伸ばしている会社に共通するポイント
をお伝えできればと思います。
余談ですが、厚生労働省の発表によると令和2年度の3年以内の離職率は大卒で31%高卒で37%にも登ります。私たちエフアンドエム社(東京証券取引所スタンダート上場)には756名の社員を抱えていますが、新卒3年以内退職者の比率は6.7%となっています。
複合的な要因はあれど、人事評価に力を入れることで定着率が上がるというのは間違いありません。
「人事評価なんて、ウチはそんなお金を高く払う余裕がない」
という声もよくお聞きします。
ですが、、
かつて、弊社も新卒の3年以内離職率が31%を超えていました。
それだけでなく、私たちがお手伝いさせていただいた会社様の中には
もっと大きな改善ができた会社さんがたくさんあります。
特にZ世代といわれるこれからの働き手である若い人たちが顕著なのは、
給与の高さよりも、
・やりがいやしっかり自分を評価してくれているという承認や納得感
・自分が成長できている環境なのかどうか
を大切にしているので、まさに人事制度設計が大切になってくるのです。
それを踏まえた踏まえた上で人が育ち、辞めない人事評価制度のポイントは4つあります。
それは、、、
・業績に準じた評価を作ること。(そんなに給料あげて大丈夫!?)世間の評価とズレがないこと。
・活躍した人がきちんと評価されること。=評価側の教育
・採用に気を付けること
・お金をかけること
この4つのポイントを抑えることで実際、かなりうまくいくと思います。
詳細について下記で説明させていただきつつ、私たちのサービスでどこまでカバーできるかもお伝えできればと思います。
POINT①:業績連動型の評価のコツ
「お金がないから給料を上げれない。」
それは意外と社員の方もわかっているかもしれません。
しかし、明確な基準があれば納得するものの、
「業績悪いから仕方がない」だけでは違うところに目が向いてしまいます。
「自分は給料が安いのに社長がいい暮らしをしているのはおかしい」
などと人に悪い気が向かってしまいがちなものです。
しかし、明確な基準があれば「自分ができていないから」「できるためにどうすればいいか」という思考になります。
そこで、業績をしっかり分析して労働分配率を考える必要があります。
人件費と業績の割合を「労働分配率」と言いますが、あなたの会社の
「労働分配率はいくらですか?」と聞くとなかなか答えられない社長さんが多い印象です。
大企業だと50%未満ですが、中小企業だと70%を超える企業もあるほどです。
この業績ならいくらまでなら支払えるのかというのは裏を返せば、給与を上げるためにどのような成果を出せばいいのかに繋がります。
業績を向上させてくれる優秀な人材にはその分支払うのは痛くも痒くもないはずです。
しかし、業績に寄与していない社員にはお金を払いたくないですよね。
なので、評価を定性的(数値化できないもの)を交えつつも、業績に関連する重要な数字(KPI)をその人はどれくらい達成したらどのくらいの給与になるのかを考えましょう。
ここで目安としては、その人の給与がその人のもたらす粗利益の3分の1を上回らないようにするのが一般的と考えます。
そのあたりを目安に人事制度を設計すると会社にも無理のない本人のモチベーションを下げない設計ができるはずです。
エフアンドエムクラブでは、人事評価制度の構築だけでなく財務分析のサービスもあることで決算数値と連動した数値で考え、構築することができます。
POINT②:納得感と成長の両方にこだわる。
最初にお伝えした、辞めない=人が育つというのは言い換えれば、納得感と育成をどのように行っていくかということになります。
ここについては詳細を全ては伝えきれませんが、ポイントだけお伝えします。
まずこの納得感というものについては自分がこれくらい頑張ったという自己評価と他者評価の乖離が少ないということ、この評価制度自体が妥当なのかということを抑えなければなりません。
自己評価と会社の最終評価のズレを少なくするには、まず最初の評価項目をわかりやすく具体的に簡潔に作ることが大切です。そして、どういう状況になれば評価されるのか最初にメンタルセットするとよりイメージがつきやすくなります。
これには項目の作り方と同時に評価者の育成が不可欠です。
また、自身の評価感覚とは別に社員同士でお互いの給与や評価を共有しあうリスクもあります。
「同僚と比べてこの評価はおかしい」と思ってしまうとモチベーションの低下から成長を止めてしまい、退職することにも繋がります。
項目に何を入れれば的確なのか、どれくらいやればどのくらいの評価をするのが的確なのか明確な基準を作りつつ、評価側が感覚的なものに頼らず、より高いレベルでの評価面談が求められます。
エフアンドエムクラブでは評価制度構築の評価項目の設定だけではなく、私たちの培ったノウハウがふんだんに詰まった人事評価担当の学習コンテンツが用意されています。
それを見れば大企業人事レベルの人事評価が可能になります。
これだけ周到に用意しても、退職する人は退職します。
なぜなら、退職する人は他に転職する人が大半なので、
自分達の会社以外の会社の求人条件と比較するからです。
私たちのノウハウでは個別の事例は開示できませんが、業界や職種、年齢別にある程度の条件について把握しています。
それも踏まえた人事制度を構築することで、より離職率を下げることができます。
ただ、気をつけておきたいのは自社の業績を脅かすほどに条件をよくすることは難しいのでそのブレーキを踏めるように前述した業績連動型の評価をオススメしています。
お金以外のインセンティブで退職する人を減らしつつ、経営者の方に寄り添いベストな選択をするようにアドバイスをしています。
POINT③:御社で採用するべき人はこんな人
ここまで、人事評価の考え方について話しました。
よりこの人事評価を納得して、成長のビジョンを描いてもらうために最初の採用が肝心になってきます。
「御社で採用するべき人はこんな人」
と言われて、明確にお答えできるでしょうか。
「一生懸命に頑張る誠実な人」など誰もが当てはまる言葉でなんとなく採用してしまっているかもしれません。
大企業の離職率は一般的に中小企業に比べて少ないと言われますが、私たちエフアンドエム社含め、採用時点で採用する人物象は明確な文章で伝えることができています。
そしてそれはどの会社も同じではありません。
優秀な学生がA社は落ちたものの、B社は内定をもらえた。
などというように各会社において採用基準はさまざまです。
当たり前といえば当たり前ですが、各会社かなり精度の高い評価を行っています。
では具体的にどう行っているか。
まず採用情報をたくさんの人にリーチさせ、多くの応募を得ることが大切になってきます。
こちらは当然で、エフアンドエムクラブにおいても求人票の添削サービスを行っています。
現在は毎月5社限定で求人票の添削を行っていますので、もし試したいということであればこちらからお申し込みください。
求職者が集まれば、どうそこから選考するのかということが大切になってきます。
ここでも評価面談の方同様に面接担当者の教育が必須になってきます。
(何度も申し訳ないのですが、エフアンドエムクラブでは面接担当者の教育コンテンツも充実しています)
そしてどのような基準で採用するかについては、とても単純なことです。
それは
「自社で長く活躍している人と同じ属性の人を採用しましょう」
「そんな簡単なことならすでにやっている。」
という方もいらっしゃると思うのですが、
実は大企業のほとんどが、この「長く活躍している人=ハイパフォーマー」の属性を把握しています。適正テストと面接です。
このハイパフォーマーがどういう人なのかまず適正テストで適正をみます。
そうすると、例えば「思考力は少しかけているが、それを補う行動力がある」などの特徴がわかってきます。これを人材の「波形」と呼んでいます。
この波形がわかるとそれぞれの職種のハイパフォーマーの波形に近い人を採用するとその人もハイパフォーマーになる可能性が高まります。
ハイパフォーマーの適正、それがつまりあなたの会社が採るべき人材なのです。
エフアンドエムクラブに加入いただけると、この適正試験も料金内で受けることが可能です。
冒頭申し上げた、誠実な人というポテンシャルすら見破ってしまいます。
実は私が採用した人で、すごくいいなと思っていた人がいて、その適正試験で嘘をつきやすいと出てたんですね。でも自分の感性でその人を採用したんですが、本当にいろんな嘘をついていて辞めてしまったんです。本当に失敗談でした。。。
POINT④:育成コストを格安で捻出する方法
「研修はほとんどなくて、OJT(現場で育成!)」
という会社がすごく多いです。みなさんの会社はいかがですか??
先ほどお話しした、Z世代の若者たちは本音では
「習ってないからできない」と思ってたり、裏で愚痴をこぼしているそうです。
確かに大企業と比べると、研修や設備にかけることができる費用には限りがあります。
税金も社会保険も上がり物価も上がり、よりコストを捻出することは難しいですよね。
そんな中で政府も人材育成やリスキリングといったところを非常に重要視しています。
人材育成やDXといったジャンルです。
育成するための助成金はたくさんありますが、
研修を受けることができる助成金制度も年齢や経験の撤廃などかなり広がっており、本気で育成を手助けしています。
中にはパソコンなどのDXやシステムなどにも補助金が使えるため、より多くの制度を使って育成にかけることができます。
新入社員研修はもちろん、定期的なスキルアップ研修や新しい担当を作るための研修も行えます。また、基幹システムへ投資することで業務効率化を推進し、労働生産性をアップさせることができます。
労働生産性が上がれば、先ほどお伝えした通り給与もあげやすい。
残業も削減することができ、より働きやすい職場を実現することでより離職率を低下させることが可能となります。
エフアンドエムクラブでは、あなたの会社の状況やこうありたい目標にマッチした最新の助成金や補助金の情報提供からサポートまでワンストップで行います。
助成金・補助金のサポートが日本トップクラスのエフアンドエムのノウハウで、定着率の高いより優秀な人材が活躍することを実現します。
いかがだったでしょうか。
この4つのポイントを抑えることで、
「人が辞めないで育つ会社」を実現してください。
私たちエフアンドエムは常にあなたの会社の成長をバックオフィスから支え続けます。
【無料】相談会はこちらから
エフアンドエムクラブは1990年の創業以来、3万8000事業者様の支援のノウハウと上場企業ならではの情報を用い、財務・人事(労務)面からサポートするサービスです。
従来、約百万円で行なっていたコンサルティングを企業を経営する誰もが利用できるようにという想いを込めて、月に3万円ですべての機能を利用できる経営者特化型バックオフィスサブスクリプションです。
お客様の声
労務管理だけでなく人事考課や人材育成など、幅広くアドバイスができるサポート力を高く評価いただいております。
(日愛工業株式会社 営業部 戸田三保子様)
お客様の声
トラブルが発生した場合に会社の経営方針をきちんと理解している、信頼できる相談先とのお声をいただいております。
(株式会社総合地質コンサルタント 代表取締役 竹下良美様)
代表メッセージ
私たちはあらゆる事業者のバックオフィスの生産性向上に貢献することを使命とし、金融機関をはじめとしたさまざまなパートナー様とともに、これまでに38,000事業者のお客様のご支援を行ってまいりました。
なかでも、情報を入手できず不利益を受けていることが多い中堅中小企業や個人事業主のご支援には、特に注力してまいりました。
フロントオフィス業務と比較して、人事や経理・総務などのバックオフィス業務は収益に貢献しにくいことから、事業規模を問わず生産性向上の優先順位は低く非効率なままで、本来得るべき利益が確保できていない、人材活用が充分ではないことが散見されます。
さらに事業者を取り巻く環境は昨今まさに大変革期にあり、IT技術の進化速度や、少子高齢化に伴う事業承継・採用難問題、複雑化する法制度などへの対応が求められています。
当社はこれらの事項を始めとしたバックオフィスの生産性向上こそが、事業経営の持続的成長に資するという考えに基づいて、創業以来サービスを提供しております。
当社ではすべてのサービスのコンセプトを『サービスの水道哲学』としています。
かつて松下幸之助氏が提唱された、水道の水のように低価格で良質なものを大量供給するという「水道哲学」をサービスの世界でも実践したいという強いこだわりがあります。
今後も環境の変化に迅速に対応し、お客様のバックオフィス業務にこだわりをもってご支援することで、日本経済の活性化を目指します。
会社名:株式会社エフアンドエム(英文名:F&M CO.,LTD.)
証券コード:4771
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