
社員研修はなぜ伝わらない?参加者を意識したパーソナリティ分析をおこないましょう
社員のさらなる成長を期待し、社員研修を定期的に実施している企業は多いですが、研修を実施しても、あまり手応えや効果を実感できていないと感じている経営者や研修担当者がかなりいらっしゃいます。
研修の成果を実感するために、研修時のポイントについて解説します。
目次[非表示]
- 1.研修した内容の多くは相手に伝わっていない
- 1.1.部下への研修に満足できていますか
- 1.2.部下への研修がうまくいかない理由
- 2.部下への研修を充実させるポイント
- 2.1.部下のパーソナリティを明確にする
- 2.2.相手に合わせた伝え方を選択する
- 2.3.定期的に部下の状況を確認する
- 2.4.研修を実施して終わりにしない
- 2.5.社員に寄りそうことが大切
- 3.まとめ
研修した内容の多くは相手に伝わっていない
研修の方法はさまざまですが、研修方法のポイントをおさえていないと、研修参加者にとって意味がない研修になってしまいます。
社員研修でありうる研修時の問題点について解説します。
部下への研修に満足できていますか
部下への研修を実施した後に「しっかり研修できた」「部下はよく理解してくれた」と自信をもって、言えますか?
おそらく、大半の人は「わからない」と答えるのではないでしょうか。
実際に研修を受けた社員から「とても実りのある研修でした」と感想があったり、目に見える成長・成果があったりした場合は、実施した研修に満足できいるはずです。
部下への研修がうまくいかない理由
研修の成果を実感できない大きな理由は研修方法にあります。
実施されている研修のほとんどは、講師が自分勝手に話したいことを話しています。
つまり、講師主体でおこなわれる研修は、社員個人の成長を目的とした研修が受け身の授業に近い形となっています。
社員個人の特性を知らずに、一方的に研修を展開しても研修参加者にはほとんど響きません。
効果的な研修を実施するためには、社員のプロフィール、考え方、問題点などを考慮したうえで適切な研修をおこなう必要があります。
部下への研修を充実させるポイント
時間や費用を費やして実施する研修を無駄にしないためにも研修は効果的におこなうべきです。
研修効果を最大化させるためのポイントについて解説します。
部下のパーソナリティを明確にする
効果的な研修を実施するためには、各社員の特性に合った研修を実施することが必要です。
適性診断を活用して、社員のパーソナリティやドライバー深層心理的な価値観、思考の方向性を明確にしましょう。
F&M Clubでは「パーソナリティ診断」サービス提供しております。社員の適正診断をぜひご活用ください。
社員の特性を診断できたら、必要な研修を実施します。
相手に合わせた伝え方を選択する
実施した研修が、集合研修など複数名が同時に受講する研修の場合、研修参加者は「腑に落ちない」と感じてしまいやすくなります。
受講内容によっては効果的な場合もありますが、研修参加者は必ずしも全員が同じビジネスレベルや同じ思考をもっているとは限りません。
全員が同時に研修を受けても、研修参加者の間では効果や意識にバラつきがあり、「簡単すぎる」「難しすぎる」「あまり関係がない」など研修の効果が薄れてしまいます。
そのため、パーソナリティ診断を活用し、社員個人のことをよく理解した研修を実施することが大切です。
研修内容の選択が間違っていないのに効果がない場合は、研修の伝え方を変えてみたり、講師を変えてみたりして、改善してみましょう。
「全く意味がない」と感じる場合、研修内容の選択に問題があるため、再度研修内容を精査し、最適な研修を再選択し、再受講させましょう。
社員ひとりひとりに合った研修を提供することで、社員も充実感を得られるため、研修を受ける姿勢にも変化が表れます。
会社側が真剣に社員に向きあうことで、社員側も真剣に会社に向き合い、会社に貢献しようと研修を受けてくれるはずです。
定期的に部下の状況を確認する
社員の状況や考え方は、経験時間とともに変化していく可能性があります。
そのため、パーソナリティ診断やリーダーシップ診断を定期的におこない、社員の状況を把握し、前回の診断結果と異なる場合は、その都度で適切な研修を提供していく必要があります。
社員の状況を適切に把握・管理することは、社員自身も「期待されている」「研修制度がしっかりしている」と感じられるため、社員との良好な関係を築いていく効果も期待できます。
研修を実施して終わりにしない
研修の満足度を把握するためには、研修参加者の意見を聞くことも大切です。
研修実施後にアンケートを実施して社員の意見を集め、問題点があれば改善など次に活かしていきます。
大半の企業では研修実施するだけで、研修参加者の満足度や研修による成果などに重きを置いていないケースが増えています。
実施した研修を無駄にしないためにも、最後まで力を入れて研修を実施しましょう。
社員に寄りそうことが大切
企業が健全な経営状況を維持していくためには、社員との良好な関係と社員からの会社に対する信頼感が欠かせません。
定期的な研修の実施は社員に寄りそい、社員の現状を把握することにつながります。
F&M Clubでは「パーソナリティ診断」の他にも、「基礎能力診断」や「メンタルヘルスケア」などのサービスも提供しています。
社員の特性や悩みを把握し、社員との良好な関係作りにお役立てください。
まとめ
ほとんどの企業が研修に満足していない状況です。
研修がうまくいかない場合、社員のことを理解していないことが多いでしょう。
研修を充実させるには、社員の特性を知ることが大切です。
F&M Clubの「パーソナリティ診断」を利用して社員の特性を知りましょう。