
借入依存度とは、総資産に占める借入金の割合を示した指標です。 借入依存度から、借入金によりどれくらい資産を調達しているのかを分析し、企業の借入の多さ、少なさを判断します。
借入依存度が高いほど、借入返済の負担が増加し、資金繰りに悪影響を与える可能性が高くなります。
また、金利上昇によって、支払利息が増加し、支払費用が増加するリスクも高まります。
借入依存度の目安は、業種によって異なりますが、一般的に50%から60%が目安とされています。
小規模な企業ほど、借入依存度が高い場合、資金ショートの危険性が高まります。
しかし、業種や開業のタイミングによっては、先行設備等資金の借入金で借入依存度が高くなる場合もあります。
借入金依存度の指標は、業種や事業のタイミングによって判断しなければなりませんが、設備資金を借入していない状況で借入依存度の高い企業(特に中小企業)は、資金ショートや倒産の危険性があるため、注意が必要です。