総資本増加率とは、当期の総資本が前期の総資本に比べてどれほど伸びているかを表した指標です。
総資本増加率から、前期と比較してどれほど企業規模が拡大しているかを把握できます。
総資本増加率が増加している場合は、企業規模が拡大していると判断でき、反対に減少している場合は、企業規模が縮小している可能性があります。
ただし総資本増加率が増加している場合でも、総資本増加率の上昇数値だけで判断するのではなく、増加している理由に着目することが大切です。
売掛金や棚卸資産(在庫)が増加していても、売上高がそれほど増加していない場合は、その原因を追求しましょう。
企業規模が成長していても、借入の割合が多い場合や、大量の在庫を抱え、販売状況が悪化している場合もあるため、他の指標とともにバランスよくみることが大切です。