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資金繰り表テンプレートでポイントや特徴を簡単にわかりやすく解説

資金繰り表とは、会社の将来のお金の出入り(キャッシュフロー)を予想する書類です。資金繰り表を毎月管理することで、会社に現金を残し、必要なタイミングで設備投資や仕入れなどが可能となります。


本記事では、累計35,000社を支援してきた株式会社エフアンドエムがお客様向けに実際に提供している資金繰り表のテンプレート【無料配布】を使いながら、資金繰り表のポイントや特徴を簡単にわかりやすく解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.資金繰り表テンプレートの目的
  2. 2.資金繰り表を作成するタイミング
  3. 3.資金繰り表テンプレートを使うメリット
  4. 4.資金繰り表テンプレートの作り方(記入方法)
    1. 4.1.前期繰越現金・当座預金 (A)を記入
    2. 4.2.収入欄(売上代金・その他の収入)を記入
      1. 4.2.1.現金売上
      2. 4.2.2.売掛金現金回収
      3. 4.2.3.手形期日落
      4. 4.2.4.手形割引
      5. 4.2.5.その他収入
    3. 4.3.支出欄(仕入れ・外注費・経費)を記入
      1. 4.3.1.現金仕入
      2. 4.3.2.買掛金現金支払
      3. 4.3.3.手形決済
      4. 4.3.4.賃金給与
      5. 4.3.5.支払利息・割引料
      6. 4.3.6.仕入・外注費、経費以外の支出
    4. 4.4.差し引き過不足について
    5. 4.5.財務(借入金・借入金返済)
      1. 4.5.1.短期借入金
      2. 4.5.2.長期借入金
  5. 5.F&M Clubの無料の資金繰り表テンプレート
  6. 6.まとめ


資金繰り表テンプレートの目的

資金繰り表テンプレートの目的は、自社の財務状況の簡易分析です。また、資金繰り表は将来の現金の増減を把握することで、健全な財務状況を実現し、安定した経営を作り出すために必要不可欠な資料です。また、金融機関で融資を依頼する際、資金繰り表の提出を求められることがあります。

資金繰りの悪化に苦しむ経営者の多くは、資金繰り表を作成していない傾向があります。まずは資金繰りを作成し、将来の現金の流れを把握した上で決算書を分析し、自社の弱点や赤字部門、無駄な業務を洗い出し、財務状況の健全化を目指さなければなりません。

資金繰り表テンプレートは、設定された科目に金額を記入するだけのため、作成自体は難しいものではありません。

ぜひ、この機会に資金繰り表テンプレートを使って、自社のお金の流れを把握してみてください。


資金繰り表を作成するタイミング

資金繰り表は、収支計画書(予想損益計算書)の作成後、事業計画を確実に進めていくために作成します。支払期間と入金期間に大きなズレが発生しやすい製造業は黒字倒産を防ぐためにも収支計画書を基に算出した資金繰り表で、将来の資金繰りを予測しておくことが大切です。


また、資金繰り表と似た資料にキャッシュフロー計算書が挙げられます。


キャッシュフロー計算書は過去のお金の流れを社外に公開できる基準にまとめた帳票です。決算書から作成し、決算書ではわかりにくいお金の流れを補強するための資料ですが、資金繰り表はあくまで「現金での将来の」お金の出入りを予測した資料です。


決算書は掛け取引を含めて作成しているため、決算書や試算表上の利益とお金の儲けは一致しないため、混同しないように注意しましょう。


資金繰り表テンプレートを使うメリット

決算書やキャッシュフロー計算書には目を通した経験はあるが、資金繰り表はしっかりと把握していないという経営者は珍しくありません。


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資金繰り表は会計士が扱う専門的な科目も多く、最初は見慣れないこともあります。

しかし、資金繰り表のテンプレートは初めて資金繰り表を作成する経営者や過去に資金繰り表の作成に挫折した経営者にも簡単に取り組みやすい形式となっています。

株式会社エフアンドエムが提供する資金繰り表テンプレート【無料配布】は、売上高や仕入れ・外注費を記録し、必要最低限の科目に分かれた収入、支出に記入することで、経営者が最も把握すべき差引過不足がわかります。また、借入金や借入金返済の科目を追加しており、翌月繰越現金の把握も可能です。

株式会社エフアンドエムが提供する無料の資金繰り表のテンプレートは、経営者だけでなく、経理担当者にも使用しやすいように考慮しております。ぜひご活用ください。


【資金繰り表テンプレートの特徴】

・資金繰り表の作成が初めて、過去に挫折した経験がある方(初心者向け)

・月単位での管理

・コロナ融資など借入金や借入金返済が始まっている企業向け


資金繰り表テンプレートの作り方(記入方法)

資金繰り表テンプレートは月次毎で用意されている科目に数字を入力していきます。


前期繰越現金・当座預金 (A)を記入

はじめに前期繰越現金・当座預金 (A)を記入します。計算された前期繰越現金・当座預金 (H=A+D+G)が次月に入力されます。

対象年度や開始月は会社のものに合わせます。

収入欄(売上代金・その他の収入)を記入

現金売上、売掛金現金回収、手形期日落、手形割引、その他の収入を記入していきます。


現金売上

現金売上とは、商品・サービスを渡し、現金を受け取ったときに売上を計上する科目です。小売業や飲食店など日々現金と商品の受け渡しが発生する業界で利用します。


売掛金現金回収

売掛金現金回収とは、商品やサービスの代金を後払いによる取引が発生した場合、現金で回収する科目です。


手形期日落

手形期日落とは、期日が過ぎて現金化できた受取手形です。


手形割引

手形割引とは、銀行や手形割引事業者で約束手形を支払期日が到来する前に換金した科目です。


その他収入

現金売上、売掛金現金回収、手形期日落、手形割引以外の収入がある場合は、記入しましょう。


支出欄(仕入れ・外注費・経費)を記入

支出欄には、仕入れや外注費、経費で使用する科目の現金仕入、買掛金現金支払、手形決済、賃金給与、支払利息・割引料を計上します。支出には給与も含まれます。


現金仕入

現金決済による低価仕入で使われる科目です。低価格な仕入れをおこなう際(主に小売業)が仕入値を抑えるためによく活用します。


買掛金現金支払

買掛金は仕入先から商品の引き渡しを受けたが、代金が未払となっているときに記録する科目です。支払い義務を表す科目でもあります。


買掛金現金支払は商品引き渡し済みで、現金による代金支払いがおこなわれていない科目です。


手形決済

手形決済とは、特定の金額を将来の期日に支払うことを約束した有価証券による決済です。


賃金給与

労働基準法で定められた「名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのもの」です。一般的に従業員の給与が該当します。


支払利息・割引料

支払利息•割引料とは、ローンや借入金などの利息と、手形割引の割引料の2つの費用を合わせた勘定科目


仕入・外注費、経費以外の支出

現金仕入、買掛金現金支払、手形決済、賃金給与、支払利息・割引料以外の支出を記入します。


差し引き過不足について

差し引き過不足は収入から支出を差し引いた金額が算出されます。資金繰り表のテンプレートでは、自動算出されるため、記入する必要はありません。


財務(借入金・借入金返済)

2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の拡大によって、経済的打撃を受けた中小企業に対して、さまざまな特別融資が実装されてきました。しかし、2022年秋から通称コロナ融資の返済が開始しております。2021年以降も融資増額された中小企業も多いため、資金繰り表を使って、収入・支出、そして借入金・借入金返済を把握することが大切です。


短期借入金

短期借入金とは、決算日以後1年以内に返済期限が到来する借入金です。

商品の仕入れ代金などが該当します。


長期借入金

借入金の返済期限が1年を超えて到来する借入金です。工場や土地といった固定資産を購入する際に利用する科目で、設備投資を実施する際にも活用します。


全ての科目の記入が終えたら、自社に残っている現金が翌⽉繰越現⾦・当座預⾦(H=A+D+G)に算出されます。


F&M Clubの無料の資金繰り表テンプレート

株式会社エフアンドエムが運営するF&M Clubでは、本記事でご紹介した資金繰り表テンプレートを無料で提供しています。


資金繰り表の作成に慣れていない経営者様や経理担当者様にも取り組みやすいように、必要最低限の科目に絞っております。


テンプレートはエクセルで作成しております。計算式も必要最低限で設定されているため、自社が使用している科目を追加してご利用いただけます。

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【無料会員サイト】で資金繰り表テンプレートをダウンロード


無料会員サイトでは、資金繰り表テンプレートのほか、事業計画表テンプレートも無料でダウンロードしていただけます。


まとめ

資金繰り表は、資金繰りの悪化や黒字倒産を防止するために重要な資料です。

経営難を抱えている企業の多くは、資金繰りの悪化が原因です。資金繰りは資金繰り表テンプレートを使って、将来の現金の支出入を予測した上で決算書を分析し、必要な経費削減や人員配置の最適化、そして融資による効果的な設備投資を実施していなければなりません。

現在、コロナ融資の返済が始まる中小企業が増えています。そのため、資金繰りの把握の重要性が増しています。

この機会にぜひ資金繰りテンプレートをご活用ください。


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