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キャッシュフローを改善するたった3つのこと

原材料価格や人件費の上昇、コロナ融資の返済など資金繰りを悪化させる変化が激しい中、2022年12月には日銀が「事実上の利上げ」といわれる政策転換を表明し、今後の利上げも注目されはじめました。

景気の見通しが難しい状況においては、会社の資金繰りを安定させることが最優先です。

本記事では、会社を倒産させないためにキャッシュフローを改善させる3つの方法を解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.キャッシュフローが大切な理由
    1. 1.1.利益はお金ではありません
    2. 1.2.会社の生命線はキャッシュフロー
    3. 1.3.なぜ今、キャッシュフローを大切にすべきか?
  2. 2.中小企業の経営者こそキャッシュフローの意識を!
  3. 3.キャッシュフロー改善策は3つ
    1. 3.1.キャッシュインを増やす
    2. 3.2.キャッシュアウトを減らす
    3. 3.3.借り換えも効果があります
  4. 4.キャッシュフロー改善はエフアンドエムへご相談ください
  5. 5.まとめ


キャッシュフローが大切な理由

キャッシュフローが大切とよく言われます。資金繰りが大切といえばわかりやすいと思います。

キャッシュフローが行き詰まれば会社が倒産します。

自社を存続させるためには、キャッシュフロー(資金繰り)を改善し、経営に必要なお金を確保することが大切です。


利益はお金ではありません

会社の業績が黒字であっても、利益として計上されている金額がお金として残っているわけではありません。その理由は「掛け取引」です。

取引先へ商品を納品(=売上)しても、売掛金が入金されるまではお金は増えません。

同様に、仕入先から商品を購入(=仕入)しても、買掛金を支払うまではお金は減りません。

このように、決算書の黒字・赤字と、お金の増減は一致しません。

黒字であることも大切ですが、景気が変動する局面においては、お金が増えているかどうかが大切です。


会社の生命線はキャッシュフロー

会社を維持するためには、支払いに充てる資金が手元に必要です。

売上の入金や借入などで手元資金を準備し、仕入代金や人件費、家賃などの固定費も遅れることなく支払います。

資金が不足し、仕入代金や税金、借入の返済ができない状況に陥ると、会社が倒産します。


なぜ今、キャッシュフローを大切にすべきか?

売上に波があるように資金繰りにも波があります。

本業の業績によるキャッシュフローの増減とは無関係に、キャッシュフローへ影響する要因もあります。特に「原材料などの仕入価格の急激な上昇」「借入金返済(元金の返済、利息の支払)の増加」の2つが代表的です。

  • 原材料など仕入価格の急激な上昇

    自社の利益率が悪化するだけではありません。仕入価格が急激に上昇すると、売掛金を回収する前に支払う仕入代金が増加し、手元資金が大きく減少します。

    値上げを反映した売上代金の回収が始まると、キャッシュフローへの影響が小さくなっていきます。

  • 借入金返済(元金の返済・利息の支払)の増加

    業績によるキャッシュフローの変動と関係なく、徐々にキャッシュフローを圧迫し続けます。元金返済は自社の業績と関係なく、毎月一定額の返済が必要です。キャッシュフローが改善する前にコロナ融資の元金返済が始まると、返済額が増加する分のキャッシュフローが悪化します。融資の金利が変動利率となっている場合は、金利上昇時に支払利息が増えることとなります。

中小企業の経営者こそキャッシュフローの意識を!


中小企業における資金調達方法には限りがあります。

銀行からの借入についても、いくらでも融資を受けられるわけではありません。

限られた資金量で必要な支払いをおこない、会社を成長させるための投資もおこなっていく必要があります。

黒字や赤字などの儲けの金額も大切ですが、景気の先行きが悪化見通しであるとき、または景気が良くなる見通しの局面では、会社を倒産させないために「お金がいくら残るのか」の意識を優先します。

中小企業においては、経営者自身がキャッシュフローを把握することが必要です。

【経営者がキャッシュフロー意識を持つべき理由】

  • 資金繰りの失敗は、やり直しができない
  • 資金繰りを改善するためには、取引先や金融機関の協力が必要なことも多く、経営トップの関与が必要
  • 資金繰りの管理は、経営者自身または信頼できる社員にしか任せられない
  • 融資の審査においても資金繰りが重要視されるため、資金繰りを把握していない中小企業経営者に対する金融機関の評価が低くなる


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キャッシュフロー改善策は3つ

中小企業におけるキャッシュフローの改善策としては、次の3点を実行するだけでも効果的です。改善策は「キャッシュインを増やす」「キャッシュアウトを減らす」「借り換え(リファイナンス)」の3点だけです。


キャッシュインを増やす

キャッシュインとはお金が自社に入ってくる流れです。売掛金の回収が代表例です。キャッシュインを改善するポイントは、「量を増やす」「早める」の2点です。

キャッシュインの「量を増やす」ためには次の対策が代表的です。

  • 販売量の増加
  • 販売価格の引き上げ
  • 補助金の受給

などの対策があります。

キャッシュインを「早める」とは、販売先からの売上代金の回収時期を前倒しするなどにより、自社の資金負担を軽くすることを指します。具体策は次のとおりです。

  • 売掛金の入金時期を早めてもらう(売上後翌々月の振込を翌月振込に変更してもらうなど)
  • 手形での回収を振込みに変更してもらう


キャッシュアウトを減らす

キャッシュアウトとは、お金が自社から出ていく流れです。仕入代金の支払いや人件費などの固定費が該当します。キャッシュアウトを改善するポイントは、「量を減らす」「遅くする」が重要です。

キャッシュアウトの「量を減らす」ためには、社内の業務を見直しします。具体例は次のとおりです。

  • 仕入先や仕入方法を見直してコストダウンする
  • 不要な経費を削減する
  • 在庫量を見直す(減らす)

キャッシュアウトを「遅くする」とは、支払いのタイミングを後に遅らせることにより、自社の資金負担を減らすことです。

  • 仕入先への仕入代金の支払時期をなるべく遅くする(仕入後翌月振込を翌々月振込に変更してもらうなど)
  • 一定額以上の代金支払いを手形支払いに変更する

仕入代金の支払条件の変更は慎重におこないます。相手先にも資金繰りの都合があることに加えて、場合によっては自社の資金繰りが悪化していると誤解される危険性もあります。まとめ発注によるコストダウンを併用して交渉するなど、丁寧に時間をかけて改善することが必要です。

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借り換えも効果があります

現在返済している借入金を新しい借入で返済し、新しい借入の返済に組み替えた状態で返済していくことです。

借り換えによって、追加の運転資金の借入と同時に返済金額を減らすことも可能です。

【借り換えのイメージ】(単位:万円)


借入
元本

残高

現在の
返済条件(月)

新規
借入

借入を返済

借り換え後の
返済条件(月)

借入①
7,000
1,000
117
-
-1,000
-
借入②
3,000
2,500
50
-
-2,500
-
借り換え融資
-
-
-
+5,000
-
41
合計
-
3,500
167
+5,000
-3,500
41


借り換えによる新たな融資5,000万円(期間10年)で、返済中の借入①②の合計3,500万円を返済する場合のイメージです。


上記の場合、新規の借入5,000万円と返済する3,500万円との差額1,500万円が、追加の運転資金となります。借入金額は増えていますが、元金返済は126万円減せます。


借り換えは、自社のキャッシュフローの変動とは関係なく取り組むことができるキャッシュフロー改善策です。



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まとめ

今後は景気が回復局面に入ると期待されていますが、不安要素もあります。


販売価格引き上げの遅れ、相次ぐ原材料価格の上昇や人件費高騰の継続など、資金繰りに悪影響を及ぼす影響が強く残っています。


コロナ融資の元金返済が始まる中小企業が多い中、今後の金利上昇も懸念されている現状においては、資金繰りを重視し、会社を倒産させないキャッシュフロー経営が求められます。


キャッシュフロー改善への取り組みは、エフアンドエムにお気軽にご相談ください。


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