【チェックリスト配布】新入社員教育方法と振り返りポイントを紹介
新入社員への教育は、なるべく早く自社の戦力となってもらうために重要な業務です。新入社員が身に付けてもらうべき事項は多くあります。
本記事では新入社員向け教育の基本的な内容と指導する時の基本姿勢について解説します。
目次[非表示]
- 1.新入社員教育で重要な点4つから始めましょう
- 1.1.社会人としての意識改革
- 1.2.ビジネスマナー
- 1.3.実務
- 1.4.スキルアップ
- 2.新入社員教育の基本的な5つのやりかた
- 3.新入社員へ教える時の注意点
- 3.1.座学、指導だけで終わらせない
- 3.2.モチベーションを維持、向上させる
- 4.新入社員研修は振り返りと周囲の社員の協力が大切
- 4.1.振り返り研修を導入
- 4.2.周囲、上司からのチェック
- 4.3.自分で振り返る姿勢はチェックリストなども有効
- 5.まとめ
新入社員教育で重要な点4つから始めましょう
新入社員の育成は人手不足の中小企業においては急務です。
一方で社会人としての経験がない新入社員への指導は、周囲の社員の協力を得ながらすすめる必要があります。新入社員の教育は優先度が高い次の4つから始めましょう。
- 意識改革
- ビジネスマナー
- 実務
- スキルアップ
社会人としての意識改革
自由度が高い学生から、ルールとコミュニケーションが重要となる社会人への意識改革が重要です。
社会人として大切な基本的なことは、ルールを守る、時間を守る、苦手な人ともコミュニケーションをとるなど、学生時代には徹底していないことが多い習慣です。
入社後の早い段階で、学生から社会人としてのマインドセットから始めます。
ビジネスマナー
新入社員のビジネスマナーは社内だけでなく、取引先などからも見られています。社員のマナーは自社の従業員教育のレベルとも見られます。
新入社員へビジネスマナーを教える時の基本は、「理由とともに」「真似させる」「繰り返す」ことです。
「理由とともに」とは、相手への敬意を行動で表すことの重要性を説明することです。
「真似させる」ことで、言葉では説明しにくい部分も身に付きます。
そして「繰り返す」ことで、自然とビジネスマナーにあった行動をとることができるようになります。
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実務
新入社員を早く戦力とするために、実務の基本や知識を身に付けさせます。
新入社員がおこなう業務によって作業内容が異なるため、新入社員が配属された部署の周囲の社員の協力を得ることが重要です。
スキルアップ
仕事で必要となる知識や専門的なノウハウは、業務だけでなく自学で学ぶ姿勢を指導します。
社内でスキルアップ制度が整っていない場合は、外部の教育訓練機関やカリキュラムを積極的に活用します。
新入社員教育の基本的な5つのやりかた
新入社員への教育は体系的におこなうことが理想です。従業員数が少ない中小企業では新入社員教育を急ぐ必要があるため、必要な事項からさまざまな方法で指導します。
OJT
実際の業務をおこないながら訓練する方法です。周囲の指導が不可欠です。
Off-JT
実際の業務以外の場所でおこなう教育のことです。研修やセミナー受講が代表例です。
ケーススタディ
実際にあった事例をもとに学習する方法です。業務の応用的な対応が必要な事例、クレーム事例などで多く用いられ、経験が少ない社員にさまざまな局面における対応を指導することができます。
グループワーキング
複数人でテーマに沿って議論する方法です。コミュニケーションや交渉、筋道立てた話の練習に役立ちます。
ロールプレイ
役割に応じた再現をおこなう手法です。さまざまな立場からの主張、見方を体験することができます。
新入社員へ教える時の注意点
新入社員へ研修をおこなう際は注意点があります。
座学、指導だけで終わらせない
座学での教育だけでは現場で活用できないことが多くあります。
座学と実践の組み合わせが必要です。
指導する時は「こうしなさい」だけで終わらせないようにします。
指導する時は行動の理由や考え方などとともに伝えることで、当人の納得感や応用力を育てます。
モチベーションを維持、向上させる
人生で失敗や叱責を受けたことがない新入社員も存在します。
新入社員研修で「上から目線」での指導に終始する場合や過度の叱責があると、新入社員のモチベーションが低下します。
新入社員のやる気を維持するためには、「できていることは褒める」「丁寧に指導する」姿勢が求められます。
一方で自社のルールを遵守しない場合はきちんと叱責することが必要な場合もあります。
新入社員研修は振り返りと周囲の社員の協力が大切
新入社員の育成は会社全体で取り組むべき業務です。新入社員の戦力化が早いほど周囲が助かります。
また新入社員自身も自発的に成長できるような仕組みが必要です。
振り返り研修を導入
入社直後の新入社員研修で終わりではありません。
一定期間経過後、新入社員の成長度合いを確認する機会が必要です。
多くの企業では入社後の一定の時期に新入社員研修の続きとなるフォローアップ研修をおこないます。
フォローアップ研修で新入社員の成長度合いを確認し、不足している部分はその後も継続的に指導する体制が必要です。
周囲、上司からのチェック
新入社員の行動やマナーは、周囲からの指摘で当人が気づくことが多くあります。
常に周囲から見られているビジネスマナーや身だしなみは、周囲や上司からも指摘します。
自分で振り返る姿勢はチェックリストなども有効
常に気を付けるべきビジネスマナーや身だしなみは、チェックリストにすることで当人が常に意識できるようにします。
また同僚、上司がともにチェックすることが効果的です。
例えば、おすすめのビジネスマナーチェックリストは次のテンプレートです。
自社で重視する項目を追加するなど、自社にあわせた内容で導入します。
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まとめ
人手不足が深刻化する現在において、新入社員の育成は経営上の急務です。
新入社員研修は、社会人としての自覚をもたせ、周囲との円滑なコミュニケーションから始めます。
また、その後のスキルアップやモチベーションの維持も必要です。
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