社員の成長を促し、不満や離職を防止する人事考課とは!F&Mの支援内容をお見せします!
企業にとって「社員の成長」は必要不可欠であり、社員が成長するためには「人事考課」制度が欠かせません。
人事考課はほとんどの企業で実施されていますが、適切におこなわないと「社員の離職」など、かえって逆効果を招いてしまいます。
効果的な人事考課の作成方法・ポイントについて解説します。
目次[非表示]
- 1.人事考課は正しく作成できていますか?
- 1.1.人事考課の目的・役割
- 2.人事考課の重要性と課題
- 2.1.人事考課に不満を抱く社員の離職・業績悪化
- 2.2.人事考課が正しく機能していない
- 3.人事考課の作成・実施におけるポイント
- 4.「はじめて人事考課」で効果的な人事考課制度を実現
- 4.1.はじめて人事考課
- 5.製造業の評価項目
- 6.営業職の評価項目
- 7.事務職の評価項目
- 8.F&M Clubでは経営力向上を目指しましょう
- 9.まとめ
人事考課は正しく作成できていますか?
人事考課を適切におこなうためには、まず、人事考課の目的・役割を理解し、人事考課表を正しく作成する必要があります。
人事考課の目的・役割
人事考課は、社員の昇給や昇進を判断する際に必要な判断材料です。
しかし、人事考課の目的・役割はそれだけではありません。
人事考課には、昇給や昇進を目標に、社員の意欲やモチベーションを維持および向上させ、組織を活性化させる役割を担っています。
組織の生産性向上、社員個人の成長を通し、企業の成長につなげることが、人事考課の真の目的です。
人事考課の重要性と課題
人事考課は正しくおこなわないと、社員の離職や業績悪化など、かえって逆効果を招いてしまいます。
「自社(の人事考課)は大丈夫」だと思っていても、大抵の場合、正しく人事考課が機能していません。
人事考課における課題や問題点を抱えている企業は、要注意です。
人事考課に不満を抱く社員の離職・業績悪化
人事考課は、社員の昇給や昇進にかかわる査定制度です。
昇給や昇進は、社員のモチベーションに一番大きくかかわる部分であり、人事考課の実施・運用方法を間違えると、社員のやる気や意欲が損なわれ、優秀な社員も離れていってしまいます。
優秀な社員を失うことは、企業の業績悪化につながります。
企業が良好な経営を続けていくためにも、人事考課を甘く見て、怠ってはいけません。
人事考課が正しく機能していない
「人事考課が正しく機能していない」理由には、主に以下のような原因があげられます。
- 人事考課制度はあるものの、評価をおこなうのみで、改善(フィードバック)につなげない
- ネット上の人事考課表テンプレートを使用して、運用・評価している
- そもそも人事考課の作成・運用方法がわからない
人事考課は、評価(査定)をおこなって終わりではなく、改善(フィードバック)まで実施しなければ意味がありません。
また、そもそも人事考課表の作り方が分からない場合、多くの企業では、既存のテンプレートを活用し人事考課をおこなっていますが、業種・職種、個人の能力・目標などに合わせた人事考課表でないと、人事考課としての機能が十分に発揮しづらくなってしまいます。
人事考課の作成・実施におけるポイント
人事考課を作成する際は、公平で納得できる評価表を作成し、社員および企業の成長につなげるためにフィードバックをおこないます。
社員の不満を募らせないためには公平な評価が大切
人事考課制度が整備されていないと、評価者の主観による人事考課がおこなわれやすく、「評価のブレ」が生じます。
評価のブレは、社員の不満を募らせやすく、納得できない評価を受けた社員は、仕事に対する意欲・モチベーションが低下し、離職しやすくなってしまうため、公平な評価がおこなえるよう、人事考課を適切に作成しておきましょう。
人材離れを防ぐためにはフィードバックを慎重に
人事考課において、「フィードバック」は重要なステップです。
しかし、フィードバックも実施方法を誤ると、かえって「自信の損失」など、逆効果を招いてしまいます。
そのため、フィードバックをおこなう際は、ダメ出しだけではなく、「期待している」ことを伝え、社員のモチベーションにつなげることが大切です。
「はじめて人事考課」で効果的な人事考課制度を実現
効果的な人事考課の作成ポイントについて理解はできても、実際に作成することは簡単ではありません。
「どのように作成したら良いのか分からない」「自社で作成した人事考課が適切であるのか自信がない」「人事考課表を作成する人員や時間が足りない」など、人事考課についての悩みを抱える企業も多いかと思います。
そのような企業は、プロの手を借りて、人事考課を作成することがおすすめです。
はじめて人事考課
F&M Clubの人事考課支援サービス「はじめて人事考課」は、人事考課表や賃金テーブル・賞与テーブルまですべて準備されており、サービスの使い方動画を視聴してもわからない疑問点は、専門の担当者にオンライン面談で相談することも可能です。
【はじめて人事考課はここがすごい】
- 職種別に評価項目を網羅
- 個人の能力や目標に合わせた評価シートで管理
- 操作マニュアル付き給与・賞与テーブルを完備
職種別の評価項目が用意されているため、社員ひとりひとりの能力や目標に合わせた人事考課が作成可能です。
また、給与・賞与テーブルも完備しているため、妥当な査定基準・方法がわからない場合も安心して活用できます。
製造業の評価項目
製造業の評価項目では、以下の評価項目を用いて査定します。(一部抜粋)
評価項目 |
評価定義 |
---|---|
安全衛生 |
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課題解決 |
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利益向上の工夫 |
|
専門知識 |
|
予算の把握 |
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営業職の評価項目
営業職の評価項目では、以下の評価項目を用いて査定します。(一部抜粋)
評価項目 |
評価定義 |
---|---|
目標達成意欲 |
|
営業スキル |
|
コミュニケーション力 |
|
競合把握 |
|
戦略理解 |
|
事務職の評価項目
事務職の評価項目では、以下の評価項目を用いて査定します。(一部抜粋)
評価項目 |
評価定義 |
---|---|
業務迅速性 |
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書類整理・整頓 |
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問題対処能力 |
|
業者対応 |
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資格・学習 |
|
さまざまな業界・職種の評価項目をご用意しております。貴社の業界・業種にあった評価項目があるか、ぜひお問合せください。
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まとめ
人事考課は企業の成長に欠かせない評価・査定制度です。
しかし、人事考課の目的や役割を理解せず、企業の利益だけを考えた人事考課の運用は、正しく機能せず、思わぬトラブルを引き起こします。
社員や社会からの信頼を守るためにも、人事考課制度を見直し、正しくおこないましょう。