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省力化投資補助金とは?カタログ注文型・一般型の違いとメリットを解説

株式会社エフアンドエム

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人手不足に悩む中小企業の省力化投資を国が補助する「中小企業省力化投資補助金」。カタログから製品を選ぶだけで申請できる手軽な類型から、最大1億円まで対応する大型投資まで対応する制度です。本記事では補助金の概要・2類型の違い・2026年3月の制度改定内容・申請フローをわかりやすく解説します。

目次

中小企業省力化投資補助金とは?売上拡大や生産性向上を後押し!

中小企業省力化投資補助金とは、中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足に悩む中小企業等に対して省力化投資を支援する補助金です。

IoTやロボットなどの省力化技術を活用した設備導入を通じて、付加価値額・生産性の向上を図り、賃上げにつなげることを目的としています。

申請可能な類型

中小企業省力化投資補助金には「カタログ注文型」と「一般型」の2つの類型があります。企業の投資規模や導入したい設備の性質によって使い分けることができます。それぞれの特徴と違いを次のセクションで詳しく確認しましょう。

カタログ注文型と一般型の違い

両者の最大の違いは、補助対象となる投資の性質と補助上限額です。すぐに使える汎用製品をカタログから選んで導入したい場合はカタログ注文型、自社の現場に合わせたオーダーメイドの設備やシステムを導入したい場合は一般型が適しています。

補助上限額はカタログ注文型が最大1,500万円、一般型が最大1億円と大きく異なるため、投資規模に応じた選択が重要です。以下の表で主な違いを確認しましょう。

  カタログ注文型 一般型
投資内容 簡易で即効性がある省力化投資 オーダーメイド性のある多様な省力化投資
補助対象 カタログに掲載された省力化効果のある汎用製品 個別現場の設備や事業内容に合わせた設備導入・システム構築
補助上限 最大1500万円 最大1億円
補助率 1/2以下

⚫︎中小企業:1/2(2/3)

⚫︎小規模企業者・小規模事業者、再生事業者:2/3

申請機会 随時可能 公募回制
審査基準 省力化指数 省力化指数、付加価値増加率、投資効率(事業計画の効率性)、オーダーメイド性
申請方法 販売事業者と共同申請 補助事業者が申請
対象経費 製品本体価格、導入経費 機械装置・システム構築費(必須)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費

※( )内は大幅な賃上げを行う場合

【参考】中小企業省力化投資補助金とは|中小企業省力化投資補助金

ものづくり補助金と省力化補助金との違いは?比較と申請時のポイントを解説【2025版】

ものづくり補助金と省力化補助金との違いは?比較と申請時のポイントを解説【2025版】

ものづくり補助金の目的は、新製品への取り組みなど“攻めの経営”を支援することです。省力化補助金の目的は、“業務効率化”などの生産性向上を支援することです。また省力化補助金は補助上限額が大きいもののが補助率が低いなどの違いがあります。

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2026年3月19日より中小企業省力化投資補助事業(カタログ注文型)が大幅改定

中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)は、2026年3月19日より制度が改定されました。補助上限額の引き上げや申請受付期間の延長など、中小企業にとって利用しやすくなる変更が複数盛り込まれています。改定の主なポイントを順に確認しましょう。

従業員20人以下の補助上限額が大幅に引き上げ

従業員規模に応じた補助上限額が見直され、従業員数が少ない企業様でもより大規模な投資が可能になります。

従業員数 これまで 改定後
5人以下 200万円(300万円) 500万円(750万円)
6〜20人以下 500万円(750万円) 750万円(1000万円)
21人以上 1,000万円(1,500万円) 1,000万円(1,500万円)

※( )内は大幅な賃上げを行う場合

【参考】トップページ(カタログ注文型)|中小企業省力化投資補助金

補助上限額引き上げのための「賃上げ特例」要件の見直し

これまで、補助上限額を引き上げるためには、事業場内最低賃金を「45円以上増加」させる必要がありました。

改定後はこの基準が「3.0%以上増加」に変更されます。

金額の絶対値から率への変更により、賃金水準がすでに高い企業でも特例を活用しやすくなりました。ただし、給与支給総額増加の目標についても従来どおりの要件が適用されます。

収益納付の撤廃

これまでの制度では、補助事業によって収益が得られたと認められる場合、受領した補助金額を上限として収益納付(補助金の返還)が求められていました。

しかし、今回の改定でこの収益納付が撤廃されるため、導入した省力化製品によって生み出された利益を、そのまま自社のさらなる成長資金として活用できるようになります。

2回目以降の申請における「累計補助上限額」の引き上げ

2回目以降の交付申請を行う場合、1事業者あたりの累計補助上限額が、各申請時に定まる 補助上限額の「2倍」の額まで引き上げられます。

この枠の拡大により、一度にすべての設備を導入するのではなく、複数回に分けて計画的な設備投資を行いやすくなります。

2回目以降の申請における「累計補助上限額」の引き上げ

【引用】中小企業省力化投資補助金 カタログ注文型 2026年3月19日 制度が変わります|中小企業省力化投資補助金

なお、2回目以降の申請には「前回の補助事業によって省力化効果が得られていること」「前回の交付申請時と比較して事業場内最低賃金を3.5%以上上昇させていること」「前回の交付申請時から2年以上経過している場合は7.0%以上、3年以上経過している場合は10.5%以上上昇させていること」などの追加要件があります。

2回目以降の申請における「累計補助上限額」の引き上げ

【引用】中小企業省力化投資補助金 カタログ注文型 2026年3月19日 制度が変わります|中小企業省力化投資補助金

5. 申請受付期間の延長

これまで「2026年9月末頃まで」とされていた申請受付期間が、「2027年3月末頃まで」へと延長されました。

期間に余裕ができたことで、自社の課題に合った製品の選定や、より綿密な事業計画の策定が可能になります。

中小企業省力化投資補助金のメリット

中小企業省力化投資補助金には、コスト面での支援にとどまらず、経営全体にプラスの影響をもたらすメリットが複数あります。主なポイントを確認しましょう。

経済的な負担軽減

補助率は最大2/3、補助上限額はカタログ注文型で最大1,500万円、一般型で最大1億円と、設備投資にかかる自己負担を大幅に抑えることができます。省力化投資は導入コストの高さがネックになりがちですが、この補助金を活用することで、資金力が限られる中小企業でも本格的な設備導入に踏み出しやすくなります。

人手不足の解消

中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足に悩む中小企業等に対して省力化投資を支援するという本補助金の目的が示す通り、採用が難しい現場でも自動化・省人化によって業務を回せる体制を整える足がかりになります。

従業員の負担軽減

定型作業や体力を要する業務をロボットやシステムに置き換えることで、既存の従業員がより付加価値の高い業務に集中できる環境が生まれます。業務負荷の軽減は離職防止にもつながります。

賃上げによる従業員満足度の向上

中小企業省力化投資補助金は省力化による生産性向上を起点とした賃上げを目的の一つとしており、賃上げ特例を活用することで補助上限額の引き上げも受けられます。生産性と待遇の両方を底上げする好循環を生み出す機会となるでしょう。

一般型の採択率が高い

 公募回

申請数

採択数

採択率(%)

第1回

1,809

1,240

68.5%

第2回

1,160

707

60.9%

第3回

2,775

1,854

66.8%

第4回

2,100

1,456

69.3%

カタログ注文型は2024年7月の運用開始以降、交付申請数・交付決定数ともに一貫して増加しています。中小機構が公表している推移データ(2026年2月末時点)によると、累計交付申請数・交付決定数は制度開始から右肩上がりで拡大しており、多くの中小企業に活用されていることがわかります。

【参考】カタログ注文型 公募結果|独立行政法人中小企業基盤整備機構

中小企業省力化投資補助金の申請フロー

中小企業省力化投資補助金の「カタログ注文型」と「一般型」の申請フローは以下の通りです。

カタログ注文型

●  STEP1:GビズID取得
申請には「GビズIDプライムアカウント」が必要です。取得には一定の期間を要するため、早めに手続きを進めておきましょう。

●  STEP2:カタログから製品選定
公式サイトのカタログから、自社の課題や業務内容に合った省力化製品を選びます。

●  STEP3:販売事業者の選定
選定した製品の販売事業者を探し、導入について相談・交渉を進めます。

●  STEP4:販売事業者と共同申請
販売事業者とともに補助金の申請を行います。申請書類の作成は販売事業者と連携して進めます。

●  STEP5:補助事業実施
交付決定後に省力化製品を導入します。交付決定前の発注・購入は補助対象外となるため注意が必要です。

●  STEP6:実績報告
補助事業の実施内容を事務局に報告します。

●  STEP7:補助金交付
実績報告の内容が確認された後、補助金が交付されます。

●  STEP8:事業実施効果報告
補助事業終了後、労働生産性の向上効果などを定期的に報告します。

一般型

●  STEP1:GビズID取得
カタログ注文型と同様に、GビズIDプライムアカウントの取得が必要です。

●  STEP2:事業計画書の作成/機械装置・システム等の選定
導入する設備・システムを選定しながら、省力化効果や付加価値向上の根拠を盛り込んだ事業計画書を作成します。一般型では計画書の質が採否を大きく左右します。

●  STEP3:応募申請
公募期間内に事業計画書等の必要書類を提出します。

●  STEP4:相見積もり/事業者選定
補助対象経費については原則として相見積もりが必要です。複数の事業者から見積もりを取り、適正価格を確認した上で発注先を決定します。

●  STEP5:交付申請
採択後、補助金の交付を申請します。

●  STEP6:補助事業実施
交付決定後に設備導入・システム構築を実施します。

●  STEP7:実績報告
補助事業の完了後、実施内容と経費を報告します。

●  STEP8:補助金交付
実績報告の確認後、補助金が交付されます。

●  STEP9:事業実施効果報告
事業計画で設定した労働生産性や賃金水準の達成状況を定期的に報告します。

採択率95.5%のF&M Clubが省力化投資補助金の申請をサポート

中小企業省力化投資補助金は一般型の採択率が比較的高い補助金ですが、特に一般型は事業計画書の完成度が採否を左右します。

「計画書の書き方がわからない」「自社の投資が審査基準を満たしているか判断できない」という場合は、補助金申請支援の実績が豊富な専門家への相談が近道です。

そのような場合に活用したいのが、採択率95.5%(第1〜3回累計)の実績を持つF&M Clubです。

F&M Clubは採用・教育・労務・財務・補助金など40種類以上のサービスを月額30,000円(税抜)で提供する中小企業向けの経営支援サービスです。

補助金・助成金の申請支援も行なっており、令和6年度補正予算「中小企業省力化投資補助金(一般型)」の第3回公募において、支援した45件中43件が採択され、採択率95.6%を達成しました。これは同公募の全国平均採択率66.8%を28.8ポイント上回る実績であり、第1回公募からの累計採択率も95.5%と高水準を維持しています。

高い採択率の背景には、専門チームによる審査傾向の分析、ヒアリングに基づく業務プロセスの可視化、生成AIを活用した内部審査など、再現性の高いサポート体制があります。

省力化投資補助金の申請を検討している場合は、ぜひF&M Clubへご相談ください。

※F&M Clubの月額会費月額30,000円(税抜)に、エフアンドエム社会保険労務士法人が提供する就業規則などの作成から

変更管理まですべておまかせの『まかせて規程管理』サービス利用料金2,000円(税抜)が含まれています。

※助成金の申請支援・代行はエフアンドエムが紹介する社会保険労務士法人が行います。

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まとめ

中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業が省力化投資に踏み出すための強力な支援制度です。手軽に始められるカタログ注文型から、自社の現場に合わせた大型投資が可能な一般型まで、企業の状況に応じた活用が可能です。

2026年3月19日の制度改定では、カタログ注文型において従業員20人以下の補助上限額の大幅引き上げ・収益納付の撤廃・申請期間の延長など、中小企業にとって使いやすくなる変更が実施されました。

申請を検討している場合は、まず自社が対象要件を満たしているかを確認し、GビズIDの取得から準備を始めることをおすすめします。

補助金申請に不安がある場合は、採択実績のある専門家への相談も検討してみてください。

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